東南アジアの深みにハマった人のブログ

旅が好き。10年前に東南アジアに魅せられ、そこからは暇があれば行くようになりました。当ブログは、東南アジアに関する事や英語の学習方法、技能実習生に関する事をメインに紹介していきます。

ベトナムで出会った、コミュニケーション能力高めおじさんの話

 


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Gondyです。

 

 

私は今年、3回ほどベトナムに行きました。

 

 

 

 

今回の記事では、ベトナム最大の都市ホーチミンで出会った、

バイクタクシーのおじさんの話をします。

 

 

 

 

 

コミュニケーション能力高めおじさんとの出会い

 

 

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これは、私が9月に1週間ほど出張に行った時の話です。

 

 

出張と言っても、日本からの同行者はなく私一人だけです。

 

 

 

 

最初はハノイノイバイ国際空港より入国し、

3日ほど現場視察や協力企業との打ち合わせを行った後、

ホーチミンへ移動しました。

 

 

 

ホーチミンでの滞在は2日間で、順調にアポイントをこなし、

最終日に帰国便まで少し時間があったので、

近くの大きな市場やパブストリートなど、街を徘徊していました。

 

 

 

 

 

しばらくして、歩くの疲れたなぁ、と思い、

歓楽街外れのビジネスホテルが密集する場所の

ベンチに座り込んでボケーッとしていたんですね。

 

 

 

 

 

 

すると、目の前でうろうろしてた見るからに

 

ザ・ベトナム生まれベトナム育ちのおじさん

 

が、旅行者らしきヨーロピアンと仲良さそうに話していました。

 

 

 

 

 

 

おじさんは、英語はうまくなさそうです。返答は簡単な英単語のみです。

 

 

でも、おじさんはめちゃくちゃ笑顔で、

会話をしていることを心から楽しんでいるようです。

 

 

 

たまに、おじさんが言っていることがわからないのか、

ヨーロピアンは聞き返しますが、

おじさんは自信をもって繰り返します。

 

 

 

 

自分の発音が下手だから、とか

英語が苦手だから、とか

そんな後ろめたさは微塵も感じません。

 

 

 

 

しばらく会話を続け、またな!と言い、

今度は別の旅行者と話し始めました。

 

 

 

先ほどのヨーロピアンと同様、

会話が盛り上がっているようです。

 

 

 

おじさんはそんな事を3~4回続け、今度は私のそばに歩いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんと私の会話

 

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私のそばに座るや否や、

 

 

 

「よぉ、君はどこから来たんだ?」

 

 

 

というおじさん。

 

 

私が、

 

 

日本からだよ」

 

 

というと、

 

 

 

「おおそうか、この辺は日本人が多いからなぁ」

 

 

 

というおじさん。

 

 

 

私が、

 

 

「おじさんは何の仕事してるの?」

 

 

と聞くと、

 

 

 

「あぁ、バイクタクシーの運転手だよ」

 

 

 

と言うおじさん。

 

すると、

 

 

「この前日本人の若い男を乗せたよ。一日街を案内したんだ。

最後の別れの時に日本語でお礼を書いてくれたんだが、読めないんだ。

英語に訳してくれないか?」

 

 

と言われました。

 

 

 

 

ノートを見ると、確かに日本語で書かれています。

 

 

 

おじさんが親切に案内してくれたことへのお礼の内容が書いてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が、その日本人の書いた日本語を英語に訳してあげました。

 

私の英語をすべて理解したかは正直微妙でしたが、

うんうんと嬉しそうに聞く様子が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

おじさんと私の経験を重ねる

 

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おじさんと話している最中、

私が留学していた頃の事を思い出しました。

 

 

 

私は2017年に英語を勉強の為、ニュージーランドへ留学していました。

 

 

 

多少は英語を勉強してから留学しましたが、

最初はほとんどしゃべれず苦労しました。

 

 

 

学校のクラスも、下から2番目のクラスでしたね。

 

 

 

授業でのワーク(クラスメイトと行う課題)の時間に、

先生の指示内容がまったく分からず、

無言で過ごしたこともあります。笑

 

 

 

 

外国語を勉強する時に必要な事

 

 

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私も含めて日本人によくある特徴なのですが、

日本人は落ち度のない英語をしゃべろうとします。

 

 

 

前置詞とか、 a とか the とか、過去形とか過去分詞とか。

 

 

 

 

確かにそれらも大事かもしれませんが、

そもそも、英語はコミュニケーションツールです。

 

 

 

 

まず最初に目指すべきなのは、

 

落ち度のない完璧な英語ではなく、

相手に自分の意思を伝える事なのですね。

 

 

 

 

  

完璧な英語を目指そうとするあまり、

何も言葉が出なくなってしまい、

塞ぎ込んでいく内に英語をしゃべる機会が少なくなっていく。。。

 

 

そして、同じ気持ちを持った日本人だけとつるむようになり、

あっという間に留学期間を終える。

 

 

 

こんな状態になる人も多く見てきました。

 

 

 

 

 

私は、英語素人同然と言ってもいい状態でしたが。 

 

それでも今、多少なりとも英語を使って会話ができるのは、

めげずに少しずつでも勉強を続けたから、だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんは、正しい英語をしゃべりたいわけでもなく、

ただコミュニケーションをしたいだけだったのでしょう。

 

 

例えば、おじさんに

 

 

「Be動詞の後に、動詞の現在形はこないよ」

 

 

と言った所で、

 

 

「おお、そうか。でも伝わればそれでいいじゃねぇか」

 

 

というに違いありません。笑

 

 

 

 

コミュニケーションが成り立つなら、それでいいのですね。

 

 

 

ほんの数分の出来事でしたが、

おじさんからは、いい事を学んだような気がしました。

 

 

 

 

 あともう一つ。

 

 

おじさんは常に笑顔でした。

 

話していて気持ちがいいですね。

 

 

笑顔の人にネガティブな印象を持つことは、あまりありません。

 

 

日本では昔ながらの悪しき教えで、

人前で歯を見せるな、とか、大きな声で笑うな、とかいう

思考を持った人も未だにいるかと思いますが、

海外では笑顔かつオーバーリアクションの方が、

間違いなくいい印象を持たれます。

 

 

 

 

せめて海外の人とをしゃべる時は、

自分が少し無理するくらいテンションを上げていくことが、

円滑にコミュニケーションを行う一つのコツであると思います。