東南アジアの深みにハマった人のブログ

旅が好き。10年前に東南アジアに魅せられ、そこからは暇があれば行くようになりました。当ブログは、東南アジアに関する事や英語の学習方法、技能実習生に関する事をメインに紹介していきます。

ベトナムの平均月収3万円を少し掘り下げて考えてみた

 



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Gondyです。

 

 

今日はベトナムの平均月収についてを書いていきたいと思います。

 

 

毎年、経済成長を続けているベトナムですが、

それに比例して給与も上がり続けています。

 

 

 

 

検索エンジンベトナム  平均月収" と調べると、

およそ3万円程と出てきますが、

これは、ベトナムの郊外の小さな町から首都の給与を平均した数字です。

 

 

 

 

 

ベトナムを含む東南アジアでは、田舎と首都の所得格差は

私達が想像している以上に大きいです。

 

 

 

 

 

 

少し前にベトナム人の友達や技能実習生に、

直接平均月収やお金の使い方を聞いたので、

今回はその情報をシェアしていきたいと思います。

 

 

 

ベトナムの平均月収3万円を少し掘り下げて考えてみる

 

 

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現在、ベトナム郊外の街で農業や漁業を営み、

フルタイムで働く人の平均月収は1万5千円~2万円くらいです。

 

 

5年くらい前の平均月収は1万2千円~1万8千円だったようなので、

少しは改善されつつありますが、都市部に比べるとあまり変化のない数字です。

 

 

郊外では第1次産業にかかわる人が多く、 

経営者でない限りは、フルタイムで働いたとしても

これくらいの給与しか稼げないのです。

 

 

 

 

 

 

一方、現在都市部(ハノイホーチミン)で働く人の平均月収は、

4万円~5万円といった感じです。

 

 

これは、ベトナム企業で働く平均的なオフィスワーカーの給与で、

外資系の企業(日系企業を含む)となるとさらに上がります。

 

 

 

日系企業に限っていうと、

日本語の読み書きやコミュニケーションが十分にでき、

企業の即戦力になれるレベルのN2クラスの人の月収は、

7万円前後が相場になってきています。

 

 

 

 

日本語ができるベトナム人は貴重なので、

どこも人材を欲している状態です。

 

 

 

 

現在多くの日系企業が進出していますし、

ベトナムの経済も成長しづけていますので、

今後も給与は上がり続けると思います。

 

 

 

この調子だと、3年以内には平均月収が10万円に届くかもしれません。

 

 

まだ外資系の企業にとっては、

人件費が安いというメリットがある金額かと思いますが、

この辺りから人選がよりシビアになり、

さらに給与の差が出始めそうな気もしますね。

 

 

 

 優秀で勉強を続ける人はもっと多くのお金をもらい、

 結果を残せない人は現状の給与に甘んじる事になる。

 

 

 

この辺りは日本と一緒かと思いますが、

そういった傾向がより濃くなってくるのではないか、と感じます。

 

 

 

 

 

これまでの話をまとめると、

 

 

ベトナム郊外の街の平均月収は1万5千円~2万円くらい

ベトナムの都市部(ハノイホーチミン)の平均月収は4~5万円くらい

・外国語ができると平均月収は7万円くらい

・今後も郊外と都市部の所得は開いていきそう

 

 

 

といった特徴がありました。

 

 

 

ベトナム人のお金の使い方を分析してみた

 

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さて、都市部(ハノイホーチミン)の平均給与は4~5万円ですが、

そのお金をどう使っているかを考えてみました。

 

今回は少し高めですが手取りで5万円とします。

 

 

 

 

・家賃

 

 

友達と一緒に住んだりシェアハウスのような形の部屋を借りるとなると、

だいたい月に1万円くらいかかります。

 

自分一人で住むとなると、さらに金額が上がり万5千円~になります。

 

 

部屋をシェアすると給与の5分の1、

一人暮らしをしようと思うと半分以上が家賃になりますので、

給与に対しての割合は非常に大きくなります。

 

 

 

日本で一人暮らしをするとして、

給与の半分以上を家賃とする人は少ないでしょうから、

この点では日本は恵まれているとも言えますね。

 

 

 

 

・光熱費

 

 

電気・水道・ガス・Wifiを合わせると、3~5千円くらいになります。

 

 

日本の給与で換算すると1万5千円くらいになるので、

だいたい同じくらいの感覚ですね。

 

 

 

 

 

・食費

 

 

 

食費は非常に安いです。

 

 

フォー(ベトナムの麺)が1杯150円くらい

バインミー(フランスパンのサンドウィッチ)が1本150~200円くらいです。

 

 

ベトナムの豊かな大地と温暖気候によって、

街には食べ物が豊富にありますので、

食費を安く済ませることは簡単です。

 

 

 

もちろん外食をすれば割高になりますが、

自炊をしていたら月の食費は1万5千円は超えないと思います。

 

 

郊外の街に行けば、家が農家や牧畜を営んでいるので、

食費はほとんどかからない家庭も多いです。

 

 

月の所得が少なくても生活できるのは、

自給自足の生活ができる、というのが大きいですね。

 

 

 

 

 

・交際費他

 

 

 

給与から上記の費用を差し引いた金額が、

交際費やその他もろもろの費用となります。

 

 

・シェアハウスの家賃と光熱費、食費で3万円くらい

・自分用の部屋の家賃と光熱費、食費で4万5千円くらい

 

 

 

になります。

 

 

 

生活に最低限必要なコストを差し引くと、

手元にお金を残すのは非常に難しいですね。

 

 

 

ベトナム人の貯金をする意識

 

 

 

 

ですので、ベトナム人は貯金をするという

意識を持っている人は多くありません。

 

 

というか、現実的に難しいです^^;

 

 

 

 

みんな中古でも10万円近くするバイクにも乗っていますし、

5万円くらいするスマホも持っていますからね。

 

 

 

 

 

稼いだお金が次の給料日にはなくなっている、

という人も少なくないはずです。

 

 

 

 

 

 

当記事のまとめに

 

 

 

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当記事では、ベトナム人の平均月収についてを

少し掘り下げて分析してみました。

 

 

 

ベトナム人の給与事情と使い方を、イメージしていただけたでしょうか。笑

 

 

 

今後平均月収が上がる事によって、べトナム人の生活も

大きく変わっていくはずです。

 

 

 

今は途上国と言われている国が、どのように豊かになっていくのか、

私自身もその変化を楽しみにしています。