技能実習生の職種について
今回は、技能実習生に関する記事です。
さて、最近技能実習生に関してニュースの取り上げられ始め、
皆さんの認知度も少しずつ高まってきているのではないでしょうか。
まだ、その多くはネガティブなニュースですけどね。。。笑
さて、そんな増え続けている技能実習生ですが、
日本でどのような仕事をしているのでしょうか。
今回は、技能実習生の仕事に関してを、
取り上げていきたいと思います。
技能実習生の職種について
技能実習生の職種は、大きく6つに分けられます。
これ以外にも例外の業種はありますが、
メインとなるのは上記の6つです。
これらの6つの特徴として、 いわゆるブルーカラーと呼ばれる 肉体労働を主に行う業種に分類されます。
日本では、あまり人気のない職種に該当します。
つまり、最近の少子高齢化で、人手不足に悩んでいる業界というわけですね。
それでは、技能実習生達は各業種で具体的にどんな事をやっているか、
と言う点をこれから解説していきます。
1.農業
特に、人手不足が著しい業界ですね。
後継者問題に悩む日本の農家について、
頻繁に耳にするようになりました。
東京への一極集中化もあり、
地方の産業は非常に厳しい状況にありますね。
技能実習生達は人手不足に悩む農家で、
一般的な農耕作業を行う事が多いようです。
作物を育てる農家であれば収穫作業や畑の手入れ、
畜産であれば小屋の手入れや餌やりです。
技能実習生達は農業が盛んな地域出身の人も多いので、
一番身近でなじみやすい仕事ですし、
国に持ち帰って活かしやすい職種とも言えます。
2.建設業
建設業も、技能実習生が非常に多い職種です。
実際の仕事内容は、
・仮設足場の組みバラシ、
・建物の基礎になる鉄筋組み、
・コンクリートを流す為の型枠大工、
・防水設備のシーリング加工
・大工作業
等、これ以外にも多岐にわたる仕事を行っています。
仕事柄、危険性の高い業務が伴うので、
怪我や事故が多いのも一つの特徴です。
また、パワハラ事件についてもよく聞く業種でもあります。
そのせいもあって、残念ながら
技能実習生から一番人気のない職種にあります。。。
3.漁業
漁業に携わる技能実習生もいます。
この業種についても農業同様に、
出身国で似たような仕事をしている人もいるので、
馴染みやすい職種と言えます。
仕事内容としては、
実際に漁に出たり、養殖している海産物の
手入れや出荷の為の加工など、を行っています。
この業種に関しては絶対数が少ないので、海のある町でない限り、
漁業に携わる実習生を見つける事はあまりないかと思います。
4.食品製造業
最近、人気と需要が出てきている職種です。
なぜ、人気が出ているかと言うと、
他が暑い日も寒い日も外で作業しなければいけないのに対し、
この職種では、温度が保たれた室内でできるからだと思います。
仕事場所は食品の二次製品を加工する工場ですね。
扱う食べ物としては、
・ハム
・ソーセージ
・魚介や肉の缶詰
・練り物
・お惣菜
・発酵食品
などです。
食品製造業の経営者の方達からは、
2~30人といったまとまった人数を採用して、
専用の寮まで用意している、という話もよく聞きます。
それだけ、人手不足が激しい業種とも言えます。
5.繊維業(衣服製作)
この職種では、衣類や絨毯などの製造作業がメインになります。
扱う衣類は、靴下から下着、帽子やジャケットなど、
身の回りの物のほぼすべてと言ってもいいくらいの、
衣類を扱っています。
よく、日本の企業が海外に工場を構えて、
衣類の縫製作業をしている様子がテレビで出てますが、
日本に工場を構える企業も技能実習生を雇わないと、
仕事が回らないという事が分かります。
また、他の業種と比べて女性の実習生が多いのも、
一つの特徴です。
6.機械、金属加工業
当業種は、普段の生活ではあまり馴染みのない業種になります。
主に、
・電子機器の組み立て
・金属のプレス加工
・亜鉛メッキ作業
・金属加工(板金)作業
等になります。
危険性の高い機械を扱う職種になるので、
事故を未然に防ぐためにしっかりとした指導が求められます。
よくあるのが、技能実習生が理解したような様子だったが、
実際にはまったく理解していないという事です。
怪我で済めばまだいいですが、最悪の状況も起こりうるので、
雇う側は入念に教育する必要があります。
当記事のまとめと今後の技能実習生の職種について
当記事では、技能実習生の職種についてを解説してきました。
挙げてきた職種のほとんどは、ブルーカラーの職種にあたります。
今後は、さらに職種は増えていくと予想します。
あくまで私の想定ですが、技能実習生の教育体制が整えば、
介護や清掃業、運送業にも人員が増えてくるのではないでしょうか。
今後に向けて体制を整えると共に、
私達も彼らと共に生活するという、心構えを持っていきたいですね。