東南アジアの深みにハマった人のブログ

旅が好き。10年前に東南アジアに魅せられ、そこからは暇があれば行くようになりました。当ブログは、東南アジアに関する事や英語の学習方法、技能実習生に関する事をメインに紹介していきます。

ベトナムのGDP成長率とは 成長率を支えるベトナム人の働き方と若者の勤勉さ

 


f:id:Gondy181:20190102163703j:plain

 

 

 

 

 

Gondyです。

 

 

私は昨年、出張・観光で5回ほどベトナムに行ってきました。

 

 

 

その際に現地で会社を立ち上げた日本人や、

ベトナム人の若者と話す機会を多く経験しました。

 

 

 

 

彼らとの会話の中で、

私達日本人にとって非常に参考になる事があったので、

当ブログで紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

ベトナムGDP成長率

 

 

 

f:id:Gondy181:20190102164750j:plain

 

 

現在ベトナムは、毎年GDP5%以上の成長を続けています。

2018年のGDP成長率は6.6%でした。

 

 

ちなみに、日本のGDP成長率は1.14%

 

 

日本のGDP成長率が1%前後なので、

その違いがはっきりわかるかと思います。

 

 

 

 

毎年5%以上と言う数字は、

日本のバブル期(1980年~1990年)の

GDP成長率と近い数字です。

 

 

GDPの成長率で言えば、今はバブル経済と言える状況です。

 

 

 

実際、ベトナム経済は30年前の日本と同じような状況と、

現地に住む日本人は言っていますね。

 

 

 

 

もうしばらくこの成長率は続くのではないかと、私自身も感じます。

 

 

 

ベトナム人の働き方とは 

 

f:id:Gondy181:20190102165136j:plain

 

 

 

ここで、ベトナム人の働き方を紹介します。

 

 

 

まず、ベトナムの勤務時間は、日本と似ている部分があります。

 

 

オフィスワーカーは、

だいたい朝は8:30もしくは9:00頃から始まり、

昼休憩は12:00~13:00くらいまで。

終業時刻は17:00か17:30くらいまでです。

 

 

 

 

現場職の人の勤務時間もほぼ一緒です。

 

ただ、夏場の暑い時期に限っては、

朝早い時間から仕事を始め、昼休憩を3時間くらいとり、

涼しくなり始める3時くらいに仕事を再開して、

夕方6時くらいに仕事を終える事もあります。

 

 

 

夏場は50℃になる事もありますからね・・・^^;

 

 

 

 

 

夏場の仕事時間を除けば、

日本の勤務時間と近いものがあります。

 

 

 

 

しかし、決定的に違う点が一つあります。

 

 

 

 

それは残業をほとんどしないという事です。

 

 

 

経営者側は、残業の時間に通常よりも割増した金額を

支払う必要があります。

 

 

 

この辺りは日本も一緒ですが、

ベトナムの方が厳格に守られている感はあります。

 

 

 

 

私が行った会社では残業する場合は

ビルの管理人に申請を出さねばならず、

残業時間の電気代が通常に比べて高くなる、ということでした。

 

 

 

 

会社側からは、残業をさせるメリットがないわけです。

 

 

 

この辺りは日本ではあまり考えられない感覚ですね。笑

 

 

 

ベトナム人の若者は終業後に何をする?

  

f:id:Gondy181:20190102165335j:plain

 

 

 

 

 

ベトナム人が勤務終了後にする行動は3つに分けられます。

 

 

 

  

・友達や親族とご飯を食べながら、夜遅くまでぐだぐだする

・掛け持ちしている仕事をする

・語学や仕事に関する勉強をする

 

 

 

  

 

ベトナムには、本業以外の仕事をしてはいけない、

という規則のある会社はあまりないので、

仕事を2つ3つと掛け持ちしている人も結構います。

 

 

 

やはりどの国にも怠け者層は一定数います(笑)が、

向上心を持っている若い人たちは、

違う仕事だったり未来の為に勉強を続けます。

 

 

 

ベトナム人の若者と話すと、

仕事が終わっても頑張り続ける人の多さに、

びっくりすると思いますよ。

 

 

 

 

日本では仕事の掛け持ちは難しいにしても、

社会人になっても勉強を続けている人は、

あまり多くないように感じます。

 

 

 

 勤務時間が長かったり、すでにそれなりの給料を貰えていたり、

本業以外の勉強をやる事を推奨しない雰囲気があったり、

周りがやっていない事に流されたり、

人のよって理由はいろいろあるかと思いますが、

このような勤勉な態度はベトナム人に見習うべきだと思います。

 

 

 

 

自分の未来の為の時間は、必ず捻出できるはずです。

 

 

 

印象に残った若手起業家の言葉

 

 

f:id:Gondy181:20190102165807j:plain

 

 

 

少し話は変わりますが、当記事の最後に、

私がベトナムで出会った若手起業家の方から聞いた話で、

凄く印象に残った言葉を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

私がベトナム人が仕事が終わった後も、

勉強や次の仕事をしている様子を知った時に、

 

 

 

ベトナム人は、仕事が終わった後も、

精力的に行動し続けてすごいですね」

 

 

 

と、若手実業家の方に話しかけました。

 

 

 

すると、

 

 

 

「日本のバブル期もきっとこうだったんだと思いますよ。

僕らはバブル崩壊後の社会人ですから、あまり実感はありませんが、

昔は日本にも同じような人が多くいたはずです」

 

 

 

 

 

と、言われました。

 

 

 

 

なるほど、とすごく心に刺さりました。

 

  

 

私達もその実業家の方も年齢が近く、

同じような社会状況の中で生きてきました。

 

 

 

 

 

私達の生活は1980年代に一気に裕福になり、

今では時間を犠牲にして働くだけで、

それなりの暮らしができるようになりました。

 

 

 

 

今の日本があるのは、30年前の精力的に動き続けた

人達のおかげだと思います。

 

 

 

 

しかし、今後先進国である日本の状態は長く続かないかもしれません。

 

 

 

GDP成長率からしても、現状維持がやっとの日本と、

毎年5%以上も成長を続けるベトナムとでは、

いずれ追いつかれる日が来るのも安易に想像できます。

 

 

 

 

今はまだ、日本に実習生として稼ぎに来たいベトナム人はたくさんいますが、

いずれ収入の差がなくなった時には、日本で働く必要はない、

とそっぽを向かれてしまうかもしれませんね。

 

 

 

 

のほほんと過ごしていたら、すでに足元は沈み始めていた、

という事態がきてからでは遅すぎます。

 

 

 

 

そんな日が来る前に、

私達日本人は出来るだけ多くの世界を見て考えて、

危機感を持って勉強を続けていくべきだと、私は思います。