ベトナムの”テト”とは・・・? 今年の2月2日~10日は”テト”のせいで街が閑散とします
今回は、べトナムの”テト”についての記事を書いていきます。
皆さんは”テト”という言葉を聞いた事がありますか?
旧正月と言っても、日にちが決まっているわけではなく、
1月末~2月中旬のどこか5日間というように、
毎年微妙に異なってきます。
2019年のテト期間は、2月2日~2月10日までです。
(テト期間は5日間ですが、前後に土日を挟むので合計9日間です)
日本の正月のようにベトナムでも、
テトを非常に重んじる文化があります。
この期間中多くの人は故郷に帰るので、
いつものベトナムとは少し様子が変わってきます。
今回は、このテトに関しての情報を、
当記事でシェアしていきたいと思います。
ベトナムのテトとは・・・?
ベトナムのテト期間中については、
日本の正月休みを想像していただければ、
想像しやすいかと思います。
日本の正月休みでは多くの人が故郷に帰るように、
ベトナムのテトでも、多くの人が同様に故郷に帰ります。
故郷に帰って親戚と会うという点に関しても一緒です。
親戚同士で集まって、食事をしてお酒を飲みながらゆっくり過ごす。
故郷に帰ってやることもほぼ日本と一緒ですね。
一方で、まとまった休みとなるこの期間に、
国内旅行を計画する人も非常に多いようです。
多くの人が国内線の飛行機や電車、長距離バスなどを利用するので、
移動に不便さを感じる事もあります。
日本でも正月は空港が混雑したり、
新幹線は満車になったり道路の渋滞が発生しますよね。
ベトナムのテトでもそれは一緒です。
ですので、テト期間中はあまり都市間を移動しない方がいいと思います。
旅行に行くなら、都市を絞って滞在すべきですね。
テト期間中の街の様子
多くの人が故郷に帰るので、街は静かになります。
有名な観光地や街の中心にあるお店は営業していますが、
個人で運営しているような多くのお店はお休みを取ります。
普段はにぎやかな繁華街も、どこか人が閑散としていて
少しさびしげな雰囲気が漂います。笑
ローカルのお店で買い物をしたり食事をしたい、
と考えている方は、お店がやっていない可能性が高いので、
計画を変更した方が良いかもしれませんね。
ここがヘンだよ!?ベトナムのテト
ここまでベトナムのテトについてを紹介してきました。
交通機関が混雑したり個人のお店が閉店したりと、
日本の正月と似ているように感じますね。
しかし、日本と違っている部分も存在します。
まず一つ目は、
”お年玉は若い人から年上の人へ渡す”
日本の正月と一緒で、ベトナムのテトでも
お年玉を渡す文化を存在します。
しかし、ベトナムでは
年下から年上の親戚にお年玉を渡すのです。
厳密にいうと、
年下=仕事をしている若者
となりますけどね。
さすがに子供がおじいちゃんにあげたりはしません。笑
ベトナムのお年玉文化は、 年配者が年下に渡す日本とは
まったく持って逆になります。
日本の感覚でいうとおかしな話ですが、
ベトナムではこれが普通みたいです。
次2つ目です。
”故郷に来るのは親戚だけじゃない!誰でもウェルカム!”
日本の正月というと親戚水いらず的な感じですが、
ベトナムのテトでは知り合いや恋人を来る事を拒まず、
むしろ歓迎される雰囲気があります。
私の知り合いの話では、テトの時に
異性の友達にべトナムの故郷に連れて行かれて、
5日間その場所に幽閉されたそうです・・・。
恋人ではない、ただの友達なのにですよ^^;
1泊だけしてタクシーを呼んでくれるように頼みましたが、
なかなか帰らしてくれなかったようで、
結局解放されたのは5日目だったそうです。笑
ちなみに、その友達とは後々恋愛関係に発展する事なく、
今も友達のままらしいです。
皆さんもお友達に呼ばれた際は、
覚悟して行くようにしてくださいね。
ベトナムのおせち料理もある
(画像はイメージです)
テトの時に食べる、おせち料理みたいなものも存在します。
代表的なものとしては、バインチュンですね。
写真がなくて申し訳ないのですが、
べトナムの代表的な正月料理ですね。
中にはもち米と豆、豚肉が入っていて、
ベトナムの醤油(ヌクマム)につけて食べます。
日本人の口にも合う食べ物ですよ。
これ以外にも、ミックスナッツだったり、
”giò”と呼ばれる豚ひき肉の揚げたパイ等、
いろいろな種類の料理を用意して、盛大に正月をお祝いするそうです。
当記事のまとめに
当記事では、ベトナムの”テト”についてを紹介してきました。
テトの期間中は、
といった特徴がありました。
もし、国内を頻繁に移動する旅行を計画しているのであれば、
時期をずらした方がゆっくりと回れるかもしれませんね。
大使館が休業したり、e-visaの発給も遅れる可能性もあるので、
テト期間中に手続きを考えている方は、
余裕を持った行動を心掛けましょう。
当記事が、ベトナムを旅行する方のお役にたてれば幸いです。