東南アジアの深みにハマった人のブログ

旅が好き。10年前に東南アジアに魅せられ、そこからは暇があれば行くようになりました。当ブログは、東南アジアに関する事や英語の学習方法、技能実習生に関する事をメインに紹介していきます。

中国進出はもう時代遅れ!?中国に進出した企業が次に目指す国とは

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Gondyです。

 

 

 

先日、中国から続々と日本企業が撤退し、

別の国に移り始めているというニュースを見ました。

 

 

今回はそれを少し深堀りして考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

中国進出はもう時代遅れ!?中国に進出した企業が次に目指す国とは

 

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私が小学生の時、国の産業の力を示す数値のGDP(国内総生産)の

世界一位はアメリカで二位が日本、三位がドイツ、四位が中国でした。

 

 

 

 

世界二位だった我が国日本は人件費が高騰しつつあったので、

距離が近く敷地も広い中国に生産拠点を移す企業が、

どんどん増えていきました。

 

 

 

 

 

 

衛生面の不安定さやクオリティの低さ、生産技術の流出など、

いろいろな問題も出てきましたが、

人件費の安さという最大の魅力があった土地で、

進出した企業は中国での生産を続けてきました。

 

 

 

 

 

そこまで大きくない企業でも、

中国に進出しているという所は多いかと思います。

 

 

 

 

 

2000年に入ってから、

 

 

 

海外進出=中国

 

 

 

とイメージが定着していましたが、

最近になって少しそれが変わりつつあります。

 

 

 

中国から撤退している企業や、

在留の日本人が次々と他の国を目指しているのです。

 

 

 

当記事では、なぜ日本企業や日本人が撤退しているのか、

そして、次にどこを目指しているのか、

を記事にしていきます。

 

 

 

 

 

日本企業が中国から撤退をする理由

 

 

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なぜ、日本企業が撤退しているのか、

理由は2つ考えられると思います。

 

 

 

一つ目は、

 

 

・最大のメリットであった人件費が騰がっている事

 

 

中国の首都である、上海の平均年収は日本円で260万ほどです。

 

 

 

数字のバラつきはあると思いますが、

都市部は明らかに生活水準が上がっているのが事実。

 

 

 

 

日本の平均年収が420万ほどなので、

いまだに差がありますが、徐々に埋まりつつあります。

 

 

 

 

 

人件費や運搬費、関税などを加味すると、

以前ほど旨みがなくなっているという訳ですね。

 

 

 

安い人件費を求めて中国に進出したのに、

その人件費が騰がってきたので撤退をせざるを得ない、

考えてみれば当たり前の話ですね。

 

 

 

 

 

もう一つは、

 

中国にこだわる必要がなくなったから

 

であると思います。

 

 

 

 

インターネットが発達する以前は、情報を得る方法が、

 

テレビ・ラジオ・本・雑誌・新聞 

 

に限定されていました。

 

 

 

 

どの国がどういう状況にあるのか、

という情報が十分に得られていなかったわけですね。

 

 

 

 

 

しかし、インターネットの発達により情報伝達に革命がおこり、

PCやスマホ一台で世界中の情報を瞬時に得る事ができるようになりました。

 

 

 

 

それに伴って、ノウハウの移動や共有も簡単にできるようになりました。

 

 

 

各国の情報を比較して、

 

 

「別に中国じゃなくてもいいよね?」

 

 

 

と考える企業が増えてきたのではないでしょうか。

 

 

 

中国から撤退した企業と日本人が目指す先

 

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中国から撤退した企業は、

東南アジアをメインに進出先を変更しています。

 

 

 

少し前までは、タイに進出している企業が多いように感じましたが、

最近のトレンドはベトナムであるように感じます。

 

 

 

 

ベトナムには現時点ですでに多くの日本企業が進出しており、

物の仕入れや運搬などの企業インフラが確立されている事、

また、人件費も安く真面目な国民性でもあるので、

生産拠点には向いている、というメリットが挙げられます。

 

 

 

実際、ベトナムの首都 ハノイの街では、

 

・日系の建設会社

・日本人が運営する日本風の居酒屋

・日本人をターゲットとした夜遊び場

・日本の名前がついた工場

 

 

など、日本の名前をいろいろな場所で見かけます。

 

 

現在、大小問わず日本企業が続々と進出しています。

 

 

 

また、人々の月収については、

ハノイホーチミンの巨大都市の平均月収は4万円前後です。

 

 

 

 

中国と比べても、まだ5分の1くらいです。

 

 

 

いずれ騰がっていくとは思いますが、

まだまだ人件費は安いと言えますね。

 

 

 

 

ベトナムは日本人にとって働きやすく、物価も安く環境が整っている。

 

 

 

 

初の海外進出を目指す会社や個人にとっても、

非常に魅力的な環境が整っているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 ベトナム進出で注意すべき点

 

 

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ベトナムは海外進出する場所として非常に魅力的ですが、

事業形態には注意が必要です。

 

 

 

ベトナムは、人件費・物価は安いです。

 

ですが、もしベトナム国内で商売するとなると、

物価の安さはそのまま自分に返ってきます。

 

 

 

 

 

 

つまり、

 

ベトナム国内で製造⇒日本で販売

 

であればメリットを享受できますが、

 

 ベトナム国内で販売

 

することは物価の安さがそのまま影響してくるので、

難易度が高くなるわけです。

 

 

 

日本人をターゲットにすれば、

相場よりは高単価で商売できますし、

実際にそういう業態をとっている人も多いです。

 

 

 

しかし、ベトナムに住む日本人といっても限界があるので、

この先もずっと安定して商材していけるかどうかは微妙です。

 

 

 

物価の安さについては、注意したい所ですね。

 

 

 

最後に

 

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当記事では、多くの日本企業や日本人が中国を脱出して、

ベトナムやタイを始めとする東南アジアへ移動している、

という事をまとめてきました。

 

 

 

今は大企業ではない中小企業や個人でも進出できますが、

きちんとした戦略を持っていないと、

東南アジアの市場でも成功することは出来ないと感じます。

 

 

 

今後の悲観的な日本の成長予測をふまえて、

東南アジアの進出を考える企業や人は増えてくると思います。

 

 

 

 

 

私もまだまだ勉強中の身ですが、

いつか東南アジアで活躍する日を想像して、

日々精進していきたいと思います^^